丸山玩具
東京・葛飾。ソフビが初めて商品化されたときと同じ製法で、住宅街の裏通りで、流し込み、煮て、引き抜いている。
Hammer & Mold は、オリジナルのヴィンテージトイと、それを作った会社と、それを有名にした物語を一か所に集めます。歴史をたどる。CMを観る。本物を買う。
オリジナルのヴィンテージトイのオークションを開催中。入札するか、「今すぐ購入」でそのまま持ち帰るか。
このコレクションは、それが築かれたとおりに並べてあります。まずメーカー。メーカーとは造形者のことで、その下に玩具シリーズがぶら下がります。シリーズをメーカーで絞り込むか、年代順に並べ替えてください。
現代の3¾インチ・アクションフィギュアを発明したシリーズ。そのために、あるクリスマスに空っぽの箱を売った。
造形者を知る →プロトンパック、エクトプラズム、そして悪趣味な変身ギミック。棚の上でいちばん奇妙で、いちばん発明的なおもちゃたち。
造形者を知る →東京の特撮ブームから生まれたソフトビニールの怪獣たち。ゴジラ、ウルトラマン、深夜テレビの異形。手で流し込み、手で吹き付けた。
造形者を知る →素材そのものの話。加熱した金型にスラッシュ成形した中空の日本製ソフトビニールを、手で引き抜き、手で吹き付ける。そして七十年それを塗り続けてきた後藤博さん。
造形者を知る →ミュータントの亀、ピザ、そして緑色のぬめり。白黒のコミックを世界的現象に変えたシリーズ。
造形者を知る →1982年のやさしい宇宙人。可動フィギュア、光る指、そして映画史上もっとも有名な自転車。
造形者を知る →Mr.T、マシンガン、黒いバン。作戦はどれも接敵で崩れたが、おもちゃは生き残った。
造形者を知る →実際に手に入れられた怪獣たち。レジ脇のフックに吊るされた安いビニール。ホロコーストを生き延びた男が、十セントのスーパーボールから築いた会社の製品。
造形者を知る →アクションマンも作っていた会社による、英国版スター・ウォーズ。そのデス・スターがボール紙なのはプラスチックが高すぎたからで、まさにそれゆえに今コレクターが追いかける一点になっている。
造形者を知る →おもちゃについてのおもちゃ。ピクサー初の長編から出てきた、ひも引きウッディとバズ。
造形者を知る →古いおもちゃを売ることは誰にでもできます。私たちは、あなたが実際に何を見ているのかを伝えたい。
年、メーカー、シリーズ、スケール、付属品、状態。コレクターが本当に知りたい細部。
誰が作り、いつ現れ、何が特別だったのか。プラスチックの背後にある物語。
これらのおもちゃを世界に紹介したオリジナルのテレビCMを、あるべき場所で。
会社でもキャラクターでもない。ソフビは素材であり、仕事のやり方だ。加熱した金属の型でソフトビニールをスラッシュ成形した中空の日本製玩具を、その型から手で引き抜き、あとから手で吹き付ける。七十年たっても製法はほとんど変わらず、その最後の区間はいまも、エアブラシを持った一人が怪獣を何色にするかを決めている。
ソフビは ソフトビニールの略で、そもそも日本にその語があるのはアメリカの安全法のせいだ。1953年、アメリカは可燃性のセルロイドを消費財に使うことを禁じた。日本の玩具会社は輸出をセルロイドの上に築いていたので、ほぼ一夜にして、別に流し込めるものを見つけなければならなくなった。見つけたのがPVCだ。柔らかく、安く、発色がいい。そして同じ年、増田屋が、日本初のソフトビニール人形と一般に見なされているものを世に出した。ミルクを飲む赤ん坊だ。
怪獣はもっとあとに来る。1966年に ウルトラQ と ウルトラマン が特撮ブームに火をつけたとき、マルサンはこの新しい素材で成形したゴジラで応え、怪獣フィギュアが生まれた。その物語には 専用のページがある。こちらは素材そのものと、それが棚に届くまでに通り抜ける手についての話だ。
ロト成形、別名スラッシュ成形。六十年前に丸山玩具が葛飾の、静かな住宅街の工房でやっていたのと同じ手順であり、ソフビのフィギュアが中空で軽く、隣の一体と決して完全には同じにならない理由でもある。
抜いたままの素体は一色だ。そのあとはすべて吹き付けと、それを形づくるマスクの仕事になる。
細部は薄い 銅の塗装マスク越しに置かれる。縞や顎や目の形に切り抜かれ、色を乗せるあいだフィギュアに当てられる。単純なおもちゃなら一枚か二枚。複雑なものだと十数枚になり、それぞれが前の一枚に合わせて位置決めされ、それぞれが別の工程になる。
マスクのあいだと周りは、フリーハンドのエアブラシだ。コレクターがいつも気づいていてめったに説明しないことの答えは、まるごとそこにある。同じ型、同じ工場、同じ週に出た二体が、一致しない。ビニールは同じだ。手が違う。
そして、これだけ多くの会社が連なる商売で、人が実際に覚える名前が彩色屋のものである理由でもある。
東京・葛飾区の四つ木、ある家の裏に、壁ぎわに塗料の缶が並び、未塗装のフィギュアが箱に積まれ、作業用のカウンターと、受け取りに来た人のための椅子が置かれた、小さな古びた建物がある。屋根は雨漏りする。後藤博さんは直すつもりだと言い、それからまた雨の話をして、作業に戻った。ここが後藤彩色工房だ。これまでに何体のソフビを塗ったかと尋ねると、 百万を超えたあたりで数えるのをやめた、と答える.
生まれは1937年ごろで、この仕事に横から入ってきたわけではない。父親が セルロイド の玩具工場を営み、その製品を自分の手で塗っていた。後藤さんはその工房で育ち、少年のころにそこで色の調合を覚えた。やがてセルロイド禁止が来て、業界全体の足元で素材が変わり、息子は父の仕事をその後釜の素材へ持ち越した。以来ずっとソフトビニールを塗り続け、いまでは七十年を超える。
収集の世界では、彼は十代のころ Marusanで始めたと言われている。最初の怪獣をビニールで成形した会社で、その物語は 怪獣のページにある。ただし私たちはこれを一か所でしか確認できておらず、二か所では確認できていない。だから、私たちが責任を持てる事実としてではなく、この世界で語られている話として受け取ってほしい。疑いようがないのは、彼が始まりの場にいて、いまもそれを続けているということだ。
アメリカやヨーロッパのコレクターは彼を Master Gotoと呼ぶ。実際にサインもする。 H. GOTOと、作品の背に手書きで。だが、彼の仕事がふつう見分けられるのはそこではない。色で見分けられる。十分な数を手にしてきた人は、フィギュアを裏返す前に名前を言う。
二つある。そのうち技術と呼べるのは一つだけだ。
一つめは調合。彼のグラデーションは数十種の顔料を混ぜて作られていて、彼の仕事を十分な数見てきた人なら、教えられなくても一目で言い当てる。この世界ではそれを 後藤の色と呼ぶ。その呼び名は、サインよりも多くの仕事をしている。
二つめは影だ。一体を塗り終えて仕上がったあと、彼はその全体に 自分で調合した濃い色 を吹き付け、すぐに拭き取る。残るのは凹みに溜まった分で、フィギュアは一瞬前になかった奥行きを得る。ほかの誰もこれをやらない理由は塗料にある。彼のものは下の色を連れて行かずにきれいに取れ、しかもこの一連の動作が数秒で済むだけの速さで乾く。その両方が彼自身のレシピだ。
彼は東京の店 One Up(中野ブロードウェイと秋葉原)と、ピコピコやガムタロウを含むソフビの作り手たちと仕事をしている。2019年にはフォルクスワーゲン ジャパンが彼を中心にしたブランドフィルムを作り、彼が塗ったオリジナル怪獣二体、 タンガー と オキテルンを、それぞれ手塗り100体ずつ発売した。2020年にはテレビ東京が四つ木に来て、街を扱う番組のために彼を撮影した。
このページには、それを悲しみとして扱う書き方もありうる。だがそれは少し調子が違う。この仕事は保存されているのではない。ただ、まだ続いているだけだ。八十代後半の男が、カウンターに立ち、自分で直した屋根の下で、メキシコへ送られる怪獣を塗っている。
ここまでは素材の振る舞いの話だ。これは、その素材でできた一体がハールレムを通ったもの。カタログから持ってきたのではなく、ここで撮影した。足の裏には、誰がいつ作ったかを告げる刻印がある。
一社ではないし、一度もそうだったことがない。鎖は三つの仕事に分かれ、あなたの手の中のフィギュアはその全部を通ってきた。
東京・葛飾。ソフビが初めて商品化されたときと同じ製法で、住宅街の裏通りで、流し込み、煮て、引き抜いている。
東京・四つ木。一人の男、エアブラシ、カウンター、そして七十年。その物が実際にどう見えるかを決める工程。
赤司竜彦が創業。いまでは年間八百点を超える。作家ソフビを、価格表のある市場に変えた会社。
怪獣ブームは1970年代半ばに冷め、おもちゃを道連れにした。ソフビを蘇らせたのは怪獣への郷愁ではない。ファッションだった。
1980年代を通じて古いフィギュアが収集対象になり、新しいものが作られないまま知識だけが生き延びた。そして1990年代、 裏原宿 のストリートブランドが、自分たちの世界の一部としてソフトビニールを発注しはじめ、デザイナーズ・ソフビの時代が始まった。素材も金型も工房も同じ。違うのは、企業による大量生産ではなく、名前のある個人による少量生産だという点だ。
メディコムは1996年に開業した。2014年には VINYL ARTIST GACHAを立ち上げる。現役の作家と組んだ五百円のカプセル玩具で、ブルマァクを聞いたこともない層の目の前にこの形式を持ってきた。その周りに、文字どおり国際的な作り手の輪が育った。 高木彩子。ロンドンのキャンバーウェルで学びながら Uamou を育て、いまは秋葉原近くに店を構える。 コリー・プリヴィテラ (Science Patrol)。 キャンディ・ボルトン。ロサンゼルス在住で、その Bakekujira が2017年のデザイナー・トイ・アワードのソフビ部門を獲った。 アーロン・ウィルクス (Sqdblstr)。 ゲゲゲの鬼太郎 と 付喪神 の民俗から出発している。 レムジー・マルハム。そして Awesome Toy (香港)。
彼らの仕事を昭和の棚のおもちゃから分けるのは工程ではない。工程は変わっていない。分けるのは生産数だ。個人が少数だけ作り、しばしばビニールそのものに何かが入っている。流し込みに漂うラメや、暗くなってから光を保つ蓄光パウダー。フィギュアはいまも中空で、いまも手で引き抜かれ、いまも誰かが吹き付けている。
アメリカの防火基準の判断から、秋葉原のカプセル自販機まで。
後藤さんは訪問者の前で作業するので、消えかけた手仕事としては珍しく、実際の映像が残っている。以下はコレクター自身の記録で、多くはスペイン語。加えて、ビニールそのものの作り方を扱った二本。ここでそのまま再生でき、タイトルをクリックするとYouTubeで開きます。
製法は工場現場のルポと、素材についての事典項目から。後藤博さんに関することはすべて、公開されたインタビューと訪問記から。そのなかには、あの工房で自作を塗ってもらった作家・高木彩子さんによる当事者の記述も含まれます。一か所でしか確認できなかった点については、推測であるとページに明記しています。
個人のコレクションが、もっと大きな何かになった。それがどこから来て、私たちが何を探しているかの話。
子ども時代のひと握りの品から始まったものが、やがて狩りになった。奇妙なもの、見過ごされてきたもの、見事に変わったものを求める狩りだ。見つけること、丁寧に洗うこと、失われた武器や行方不明の付属品を探すこと、一つ一つのおもちゃの背後にある物語。その道のどこかで、集めることは生き方になった。
私たちが惹かれるのは変わったもののほうだ。遊ばれ、愛され、実際に手に取られてきたおもちゃ。封をされ等級をつけられ、二度と開けられない完璧な品よりも。プラスチックに閉じ込められ、読まれることも触れられることもないおもちゃは、凍った標本になる。私たちはむしろ、生きたままにしておきたい。
ご自分のコレクションをお持ちですか。コレクション一式でも、一点だけでも買い取り・引き受けをしています。何をお持ちか教えてください。写真を数枚送っていただければ、あとは私たちが引き受けます。
鮮明な写真を数枚アップロードしてください。AIがおもちゃを特定し、年代を割り出し、状態を確認し、出品ページを組み立てます。直近の落札も調べて、妥当な開始価格を提案します。
特定は無料です。出品枠を消費するのは、売ると決めたときだけ。
前、後ろ、付属品、目に見える傷みを、鮮明な写真で。可能なら、メーカー刻印の接写も入れてください。
すでに信頼している情報源や、方向づけのメモを添えることもできます。こちらに参照先を示すためでも、その情報源と照合させるためでも構いません。
刻印はすり減っていても、一部しか読めなくても大丈夫です。
AIは Hammer & Mold と同じ読み方をします。箱ではなく成形された刻印から年代を取り、年・シリーズ・バリエーションを特定し、状態を評価し、直近の落札を調べて価格を提案します。
公開される前に、特定の内容、出典、状態、価格、出品の詳細をすべて確認できます。好きなところを直し、最低落札価格か即決価格を決めて、出品を承認してください。
おもちゃの特定は無料、回数制限なし。 何でも撮ってください。それが何かを特定し、年代を割り出し、本来何が付属していたかを示し、状態を評価します。 お支払いは出品するときだけ。売る量に合わせてプランを選ぶか、どれがいちばん安くつくかをこちらで計算させてください。
おもちゃの箱を片づけるのに、オークションを開く必要はありません。写真を送ってください。価値をお伝えし、一式まとめて買い取りの提示をします。荷物を一つ送っていただければ、こちらがお支払いします。出品も、待ち時間も、売れるかどうかの心配もありません。
こちらに都合のいいほうではなく、正しいほうを選んでいただきたいので、30ユーロで落札されそうなおもちゃで計算を出します。
| 30ユーロほどのおもちゃの場合 | 買い取ってもらう | こちらを通して売る |
|---|---|---|
| 受け取る額 | € 15,00 | € 25,50 |
| いつ | 一週間以内 | 売れたあと |
| 売れなかった場合 | こちらの問題 | まだお手元にあります |
| 写真、出品、梱包 | こちらがやります | ご自身でやります |
| 希少品だと分かった場合 | 上振れはこちらの取り分 | あなたの取り分 |
正直な理由を言うと、一点を査定するのと四十点を査定するのとでは、立ち上げの手間がほとんど変わりません。だからコレクション一式のほうが、よくあるフィギュア一体よりはるかに多くの注意を払う価値があります。
1. 写真を送っていただきます。 お持ちのものを並べた鮮明な写真を数枚。価値がありそうだと思うものについては、足の裏か腰の後ろの成形刻印の接写も添えてください。その文字こそが、年代を割り出し、実際にいくらで売れているかを調べる手がかりになります。
2. 提示の前に、それが何かをお伝えします。 特定の結果はどちらに転んでもお渡ししますし、売っても売らなくてもあなたのものです。こちらが払う額よりその品の価値が高いと判断したら、そう申し上げて、ご自身で出品するようお勧めします。
3. 一式に対して一度だけ提示します。 二営業日以内に、根拠を添えて。各点がいくらで落札されると考えているか、そしてそれにいくら払うか。値切り交渉も、探りを入れることもしません。
4. 送っていただき、こちらが払います。 着払い不要の送り状をお送りします。荷物が届き、写真と一致した日に送金します。説明と違うものがあった場合は、提示額を下げるのではなく、こちらの費用で荷物をお返しします。
写真と、連絡の取れる方法。ほかには何も要りませんし、送ることで何かが確定するわけでもありません。
おもちゃの特定はいつでも無料、回数制限なし。 何でも撮ってください。それが何か、誰が作ったか、いつ作られたか、どんな状態かをお伝えします。 お支払いは売れたときだけ。毎月どれだけ売るかでプランを選んでください。どのプランにも価格調査、購入者保護、運送会社からのリアルタイム送料が含まれます。
だいたいの販売量を教えてください。月額と販売手数料を合わせて比較し、いちばん安いプランをお勧めします。
買う側と売る側が払う額を、合わせて比べてください。 落札価格100ユーロの場合、Catawiki は売り手から12.5%を取り、さらに買い手に9%の手数料を課します。買い手は109ユーロを払い、売り手が受け取るのは87,50ユーロです。 Hammer & Mold は買い手に手数料を一切上乗せしません。落札価格が100ユーロなら、買い手が払うのは100ユーロです。
| 落札価格100ユーロの場合 | 買い手が払う額 | 売り手が受け取る額 | プラットフォーム手数料の合計 |
|---|---|---|---|
| Catawiki | € 109,00 | € 87,50 | 21,5% |
| Hammer & Mold、Starter | € 100,00 | € 85,00 | 15,0% |
| Hammer & Mold、Trader | € 100,00 | € 88,00 | 12,0% |
| Hammer & Mold、Dealer | € 100,00 | € 92,00 | 8,0% |
月額を払うと、販売手数料が下がります。ひと月に十分な量を売れば、節約額が月額を上回ります。 売る量が少なければ、Starter のほうが安くつきます。 表は、月の販売量ごとに各プランの総額を示しています。
この出品者の出品中のロット。
おもちゃの特定は無料・回数無制限 はすべてのプランに付きます。トークンを消費するのは出品です。どのプランにも価格調査、全ロットの購入者保護、運送会社からのリアルタイム送料が含まれます。